タロット解説 スタート 秘儀を語る
タローの歴史は謎めいていますがロマがインドから手描きのカードを、占い、神具としてヨーロッパにもたらしたと私は思います。
私はカタックを現在 踊っていますが、これはフラメンコの源流と言われています。
カタックは宮廷やお寺の門前や庭で裸足で踊りますが、ロマ、ジプシーとして北上して行った人たちは靴を履き路上で踊ります。
ジプシーのタロット、印刷としてはイタリアのカモワンタローが一番古いですが印刷技術がない頃は手描きのカードだったでしょう。
今日は大アルカナの 『ゼロ 0 愚者』のエネルギーについてお話ししたいです。
私はタロットを見るとインドの神々のエネルギーを強く感じます。
愚者はシヴァです。
シヴァには大変多くの多種多様なエネルギーがあります。
日本では大黒天として拝まれています。
天神さんのお話ししたらキリないのでシンプルに愚者のエネルギーをシヴァであるというインスピレーションをお話ししたい。
大黒さんはマハーカーラ、大いなる黒、何も無い。
しかし休符が無いと音楽は成立しないように休符ほど豊かなものはない。
大黒天はへちゃけた帽子をかむり、白い袋を担いでおられます。
正しく 愚者 タロット 0 そのもの。
この袋の中にはアカシャが入ってます。
アカシャとは空です。
何もないという本質と全てを生み出すパワーです。
愚者はシヴァであり大黒天だとインスパイアされた時はときめきました。
彼は崖にいますがそれさえ気づいてはいません。
足元の犬が注意してくれてます。
犬はいつも境界にいて家と外の境界の庭の番犬として人間に危機を知らせてくれます。
愚者は崖っぷちから空を見上げ境目に無自覚に存在しています。
人間は持ち物のない旅人です。
休符がリズムを産みます。
リズムとは生命です。
休符を白い袋に入れた大黒天は無敵です。
へちゃけた帽子はまだ起立していないシヴァリンガム、男性パワーで大いなる谷という女性のパワーの前にぎりぎりに存在しています。
老子の世界観が想起されます。
このカードは我々は何も持たず行き先もないという恍惚感です。
真理です。
我々は何も持っていないし行き先なんてない。
犬が心配してくれてますね。
タロットは質問が重要です。
なので質問次第でこのカードの答えは大いに異なるでしょう。
タロットは瞑想の道具でもあります。
踊って、占って、家のない私はマジ、ロマだと思う。
月は12ハウスです。
月は天頂のルーラーです。
これからタロット解説やっていきますのでよろしく
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