悲劇の天才バイオリニスト渡辺茂夫さんホロスコープ

遠い昔、私は新聞である忘れ去られた天才バイオリニストの記事を読みました。

そのバイオリニストは戦後一世風靡の天才少年、渡辺茂夫さん。

渡米し16才で事故、その後は何もできない寝たきりになってしまったという記事でした。

実際は彼は殆ど歩けず介助なしには何も出来ない生活ではありましたが、最近映像で見た時、彼には微笑みがあり表情があり目には優しさと力さえ感じました。


彼の事をこのブログで取り上げたのは、私が読んだ新聞記事に40年間彼の介助をし彼のヴァイオリンの師匠でもあった養父が茂夫さんの渡米の前「占い師に渡米するなと止められたんだ、それなのに」というくだりがありそれが心に強く残った事を思い出したからです。


彼の事はのちにブームが起こりテレビで特集などがあったようです。

最近Youtubeで渡辺茂夫さんの映像を見てあの天才少年だ!と。

その映像作には占い師に止められたという話は出て来ませんでした。


彼がいかにすごい不出世の天才だったかを知り、ホロスコープを作ってみたくなりました。

そしてなぜ占い師が渡米を止めたのかも知りたくなりました。

養父の方もあの時占い師の事を聞いておけばと新聞記事ではおっしゃってましたがYoutubeではその話は出てこなかったです。


出生時間は13歳で渡米で環境一変した事、睡眠薬自殺と言われているが傷がある事などから実際は事件的な可能性も高い16才の人生激変。

それらの時期から推測すると生時は魚座だと思います。


彼は一命はとりとめたもののバイオリニストとしても、ひとりの人間としても活動を16才にして一切閉じて薔薇に覆われた洋館で外に出ることなく40年間生きてそしてこの世を去りました。





ホロスコープを見ていきます。

蟹座に個人天体4つ。新月の生まれ。火星も魚座。

水の強いホロスコープ。

ヴァイオリンは水の楽器。

弦楽器は水の楽器です。

弦を弾くと水の波動がでます。

水ゆえに情緒的です。

ちなみに風の楽器は息を吹き込むフルートなど管楽器です。

火の楽器はパーカッションです。打楽器。

土はヴォイスです。歌です。

オーケストラ完成ですね。全て4元素に分類できます!


さて水の多い渡辺茂夫さんは当然弦楽器のヴァイオリンと縁があります。

そして生まれを深夜にするとおびただしいアスペクトが月に現れました。ソフトアスペクトが殆どで、金星とも合、吉祥に満ちています。

金星も素晴らしくトラインとセクスタイルがいっぱいあって吉祥に満ちています。

さすが天才バイオリニスト。


実は彼のホロスコープはたったひとつのハードアスペクトを除いて殆どがソフトアスペクトの吉祥のホロスコープなのです。

これも非常に珍しいです。


そしてこのたったひとつのハードアスペクトが彼の運命を左右したのです。

火星、海王星の180度です。

アセンダントを魚座と読みましたがそうなると海王星はチャートルーラー、とても重要な天体となります。なので私のレクティファイは正しいと思います。


さて占い師はなぜ渡米を止めたのでしょう。

時代的にもこの占い師の方は西洋占星学ではないと思います。


私は占いのルーツはひとつで各地域に於いて独自の発達を遂げたと思っています。

四柱推命を勉強していた時の中国の古代文字と西洋占星学の星座マークとの類似性。全体的なシステムの一致、大感動しながらそう確信いたしました。


私は西洋占星学から読む場合に於いてやはり渡米が彼にフィットしていない事を感じます。

強烈な蟹座の人。日本で活躍すべきなのです。


殆どの天体は地下です。

外へ出て行くタイプではないのです。

行くなら守ってあげる人が必要なのです。

あまりにも繊細だから。


日記をみますと非常に賢い少年である事がわかります。

オーケストラの人がついてこれないので困ったとか書いてます。

メニューインのレコードコンサートに行ったが深みがなかったとか小学生の茂夫さんは思ったままを記しています。


それゆえレベルの高い外国でという事になったのは当然の運命ですが。


彼は渡米する時にはすでに技術的に完成していて何も学ぶ必要がなかったと言はれているのは正しいと思います。

彼を育てた養父がおっしゃってます。

アメリカでの音色が暗いと。


彼のホロスコープを見ているといかにアセンダントのルーラーが大事かがわかりますね。

それでないと彼の吉祥に満ちたホロスコープと彼の悲劇の説明がつきません。


渡辺茂夫さん、世界的な不出世のヴァイオリスト。

CDも出てます。


彼の暖かい美しい音色は永遠に人の心により添うでしょう。

日本に帰りたかったのに返してもらえなくて本当に辛かったでしょう。

でも日本に帰り日本で103才まで生きられたヴァイオリンの師匠に守られ愛されてよかった。

彼の事故の時、彼の命を救ったのは彼が少年の時共演した日本人のヴァイオリストであり医者であった人です。偶然ニューヨークにおられたんです。

不思議ですね。


自分の愛用したヴァイオリンを見ると微笑む茂夫さんも印象的でした。

私には捉え切れない深い物語ですがホロスコープを作ってまたひとつ勉強になったのでみなさんとシェアしたいと思いブログを書きました。



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